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ココナラ78

日時: 2017/11/26(Sun) 09:37
名前: 匿名

ココナラ 77 (No.1005) 書いた人、スレ立ててー!
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Re: ココナラ78 (No.576)

日時: 2017/12/16(Sat) 16:44
名前: 匿名

この人知らんけど
なに???
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Re: ココナラ78 (No.577)

日時: 2017/12/16(Sat) 17:50
名前: 匿名

ほんと総ハズレも仕方ない笑
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Re: ココナラ78 (No.578)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:02
名前: 匿名

私はワンコインで十分だけどな。
当たればラッキー。
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Re: ココナラ78 (No.579)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:03
名前: 匿名

●10月25日●

その日の夕方、僕は友人のJに近所の喫茶店に呼び出されました。
Jはサッカー部に所属しており、そのマネージャーのYさんが奇妙な事で苦しんでいるとの事でした。

喫茶店に着くと、すでにJとYさんは来ていました。
恥ずかしながら帰宅部で自由を謳歌していた僕は、Jの試合の応援などで何度かYさんとは顔を合わせた事がありました。
Yさんは大きな目をした表情豊かな可愛らしい子で、サッカー部のマスコット的な存在でした。
しかし、久しぶりに会うYさんはいつもの明るさは影を潜め、やつれ果てていました。
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Re: ココナラ78 (No.580)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:04
名前: 匿名


「すまん、A(僕の事です)」

僕の顔を見ると、Jが心底困り果てた様子で話しかけてきました。

「どうも、本気でやばいらしいんだ……」

「どうしたの?」

僕はJに頷くと、Yさんに話しかけました。
Yさんは泣きそうな顔でゆっくりと話し始めました。

----------------

ここからは分かりやすいようにYさんから聞いた話をYさんの視点でお話しします。
時間軸は今から1ヶ月ほど前にさかのぼります。
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Re: ココナラ78 (No.581)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:05
名前: 匿名

●9月23日●

Yさんは自分のアパートの部屋で夜中に目を覚ましました。

Yさんは高校に通うため、親元から離れて学校近くのアパートで1人暮らしをしています。
アパートといってもそこは女性の1人暮らし。1階には大家さんたちが住み込み、玄関はオートロックという中々のアパートです。
元々は古いアパートなのですが、後からセキュリティ関係を強化してあるようでした。

Yさんがふと時計を見ると、夜の2時45分。
妙な時間に起きてしまったものだと、トイレに行こうとベッドを出ました。
すると、玄関の向こうの廊下で何か音がします。

カッ、コッ、カッ、コッ

良く聞くと、それは足音のようでした。
革靴やハイヒールのような、かかとの硬い靴の音です。

(こんな夜更けに誰か帰ってきたのかしら)

Yさんは同じ階の誰かが帰ってきたのだと思いました。
眠い目をこすりながら気を取り直してトイレに行こうとすると

カッ、コッ、カッ

足音がちょうどYさんの玄関の前あたりで止まりました。

「……?」

Yさんは不審に思いながら息を潜めていました。
すると、

カコンッ

ポストから何かが投函されました。
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Re: ココナラ78 (No.582)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:08
名前: 匿名

このアパートの玄関のドアは下部に穴が開いており、そこに郵便が投函される昔ながらのポストでした。
ポストに投函された「何か」はそのまま玄関の靴の上に落ちていました。

「郵便です……」

ドアの向こうからか細い男性の声が聞こえました。
そしてまた足音をさせて去っていきました。

(なんだ、郵便屋さんか)

Yさんは一瞬安心しかけたものの、そんなわけがありません。
もう一度時計を確認しました。
2時49分。
間違ってもこんな時間に配達をする郵便局員がいるわけがありません。
Yさんは恐ろしくなりベッドに潜り込むと、震えながら朝になるのを待ちました。
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Re: ココナラ78 (No.583)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:10
名前: 匿名


朝、ようやく辺りが明るくなってくると、Yさんはベッドから出て郵便を確認しに行きました。
見ると、普通の官製はがきです。恐る恐る拾い上げて宛先を確認してみると

『○山×夫 様』

Yさんはほっとしました。宛先が自分宛でない事にまずは安心したのです。
そして手紙をひっくり返して文面の方を確認しました。

「……!」

Yさんは心臓がすくみ上がるのを感じました。

はがきの縁が1センチくらいの幅で黒く縁取られているのです。
そして空白が大部分を占める中、真中に無機質なパソコンの字で1行だけ、

「9月27日、19時31分。死亡」

と記されていました。

Yさんは誰かのたちの悪いいたずらだと思い、そのはがきを捨ててしまいました。
そしてYさんはそのままはがきの事など忘れて普通に生活を送っていました。

その9月27日も、別段何事もなく過ぎていきました。
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Re: ココナラ78 (No.584)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:10
名前: 匿名

●9月28日●

その日は休日で、Yさんは友達とファミレスで昼食を取っていました。
今度の休みの計画や好きな歌手のライブの話など、いつものように話は弾んで楽しいランチのひと時でした。

「……!」

Yさんは友達と話しながら見るとはなしに見ていたテレビの画面に、信じられないものを見つけました。

「……昨晩午後7時30分ごろ、××市に住む『○山×夫』さん3○才が、自宅で死んでいるのが発見されました。死因は……警察では事件と事故の……」

それはまさしくあのはがきに記入されていた名前でした。
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Re: ココナラ78 (No.585)

日時: 2017/12/16(Sat) 18:11
名前: 匿名

Yさんは恐ろしくなり慌てて家に帰りました。はがきの名前を確認するためです。

家に着くなりYさんは玄関の隅に置いてあるごみ袋の中を探しました。
あのはがきが来てからまだごみを出していないのでこの袋の中にあるはずなのに、全く見当たりませんでした。
でも、あれは間違いなくあのはがきに書かれていた名前だったのです。

----------------

「う〜ん」

話を聞き終わって、僕は思わずうなってしまいました。

「まあ、でもその後はなんともないんでしょ?」

僕が口を開くと、Jが首を振りました。

「それだけじゃないんだって。それからもう4回、同じことがあったって。もう5人死んでるって……」

「でも、それだったら変質者か悪質ないたずらじゃないの? 警察に行った方がいいんじゃない? 下手したら殺人犯からとかって事も」
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